小学生の自由研究に!こども薬剤師体験会 カプセルの実験


こども薬剤師体験会 カプセルの実験

カプセルを水のついた指でさわると、どうなるでしょうか?

こども薬剤師体験会にようこそ!
さて、今日は、お薬でつかわれるカプセルについて、どういった役割があるのか考えてみましょう。材料を用意しているので、きちんと、そろっているか、まず、確認していきましょうね。

準備するもの(1人あたり)

① アスコルビン酸     1g
② 薬包紙         1枚
③ スパーテル       1本
④ プラスチック皿     1枚 (水をいれておきましょう。)
⑤ 0号カプセル      1個
⑥ プラスチックのスプーン 1個

アスコルビン酸って?

アスコルビン酸というのは、ビタミンCのことです。
ビタミンCは、レモンなどに含まれている水に溶けるビタミンの一つです。

アスコルビン酸の味はどうでしょう?

ほんの少しだけ、プラスチックのスプーンにとってなめてみてください。
どうでしょう?
かなりすっぱいですよね…。
これが、毎日飲まなければならない薬だとしたら、どうでしょうか?
かなり、お薬を飲むことがいやになってしまいそうですよね…。

カプセルを使ってみましょう。

それでは、みなさんの目の前にあるカプセルを1個とってみてください。
それから、スパーテルというスプーンのような器具をとりましょう。
スパーテルは薬剤師が、粉薬を調整するときに使う器具です。

カプセルを外してみましょう。
そして、カプセルにアスコルビン酸をいれてみます。粉を入れやすいように、カプセルは大きなほうにいれてくださいね。
スパーテルの小さいほうのスプーンに2,3杯くらいいれてみます。あふれないようにね。
できたら、カプセルをはめ直してみます。

それができたら、カプセルのお薬の完成です。カプセルにお薬をいれたことで、すっぱい思いをせずに、お薬を飲むことができるようになりましたね。

カプセルの役割

アスコルビン酸のようにすっぱいお薬や、苦いお薬など、飲みづらいお薬をのみやすくすることができます。カプセルによっては、腸で溶けるように工夫されているものもあります。また、効果的にお薬が体の中で効くために、カプセルの中にいれるお薬に工夫がされているものもあります。
お医者さんのご指示があって、必要な場合、カプセルを外すということもあるのですが、カプセルによっては、特別な工夫がされているものもありますので、自分でカプセルをはずして飲んだりしないようにしましょう。

カプセルは何でできているでしょうか?

カプセルは、ゼラチンでできています。みなさんが、おやつで食べるゼリーを固めるために使う材料ですよね。なので、カプセルは胃の中で溶けてくれますよ。カプセルが溶けると、中のお薬が体の中に吸収されて、お薬の効果を出すことができます。

カプセルを水で濡らしてみましょう。

水の入ったプラスチックのお皿を自分の前におきましょう。そして、人差し指に水をつけて、カプセルにつけてみましょう。
どうなりましたか?
指にカプセルがくっついてしまいますね。カプセルはぬれるとくっつきやすくなります。
もし、お薬を飲むときに水なしで、つばだけでのんだら、どうなると思いますか?
のどなどにくっついて、うまく胃まで届かないかも知れませんね。腸で溶けるようにしているお薬などは、お薬の効果が期待できなくなってしまいますね。
のどにくっついたまま、胃まで届かずに、そのまま、カプセルが溶けてしまった場合、お薬がのどや食道のあたりで溶けだしてしまうかも知れません。お薬によっては、粘膜を刺激して、炎症、赤くなったり痛みを起こす原因となってしまいます。
お薬は、うまく効果を出すため、そして、病気を回復させるためのお薬によって、逆に不具合が出たりしないために、必ずコップ一杯のお水で服用するようにしましょうね。

 

 

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ABOUTこの記事をかいた人

薬局薬剤師として、処方箋調剤を中心に市販薬、健康食品などの販売をしてきました。何か、患者さんに、薬剤師として還元したいという気持ちから、研修認定薬剤師、漢方薬、生薬認定薬剤師、メディカルアロマインストラクター、ハンドセラピストなどの資格も取得しましたが、処方箋調剤では、とにかく、早く薬を用意すればいいんだという空気に耐えるしかないことも多く、あまり、それらを生かしきれていないと感じていました。(*_*) これまで、デイサービスで小さなセミナーをさせていただくなど、地味に還元させていただく活動はしてきましたが、それでは、限界があると思いました。いままで、患者さんから受けたご質問などをふりかえって、薬剤師として得た知識を、すこしでも多くの人に還元できたらいいなと考えています。