生理前のイライラってつらい。PMS(月経前症候群)治療薬 プレフェミンについて



生理前にイライラしてしまうということは、女性なら少なからず経験があることでしょう。(*_*)

少し、イライラするなあというくらいならまだいいのですが、イライラがおさまらず、周りに当たり散らしてしまうなどしてしまうと、対人関係にも影響しかねないし、ただでさえつらい思いをしている自分自身が、さらにつらい状況となってしまいますね。”(-“”-)”

生理前の3日から10日前ころから、イライラなどの不快な症状が始まり、生理になると、その症状が軽快していく場合、PMS(月経前症候群)といいます。

そのPMSの治療薬がプレフェミンです。チェストベリーという西洋ハーブのエキスが有効成分として配合されています。

それは、チェストツリーという植物の果実で、ヨーロッパでは、婦人科疾患の治療に、ギリシャ、ローマ時代から、伝統的につかわれてきたものです。日本でも、薬剤師の対面販売が必要な要指導医薬品として、購入することができます。

PMSが起こる原因としては、女性ホルモンが急激に変動することが関わっていると考えられています。

女性ホルモンにはエストロゲン(卵胞ホルモン)とプロゲステロン(黄体ホルモン)の2種類があります。

そのうちのプロゲステロンは子宮の内膜を厚くする働きを持っています。子宮の壁を厚くすることで、着床しやすい状態にして、妊娠、そして、それを維持するために大切な役割を持っているといえます。

しかし、プロゲステロンの分泌が多くなってしまうと、イライラしたり、頭痛、乳房が張るなどの不快なPMSが起こる原因につながります。

チェストベリーは、そのプロゲステロンの分泌を促す働きをもつ、プロラクチンというホルモンの分泌を抑える作用を持っていることが分かっています。

つまり、PMSの原因と考えられるプロゲステロンの過剰な分泌を抑える働きを持っているというわけですね。(^-^)

医薬品だけあって、プレフェミンを3周期分服用した場合、頭痛、イライラ、抑うつ気分、怒り、肌荒れ、不眠、眠気などの症状の改善率は8割以上となっています。(^^♪

健康食品でも、チェストベリー配合されているものはあります。要指示医薬品だと、いちいち、薬剤師に相談しなくては買えないというのがネックではあるのですが、やはり、医薬品と健康食品では、品質に違いがあります。

医薬品の場合は、一定の品質が保証されていますが、健康食品の場合は、あくまで食品であるため、同じ商品を購入していても、品質が一定であるとは限りません。

例えば、同じように、チェストベリー40mg配合と書かれていても、健康食品の場合は、チェストベリー40mgを使用しているにしても、その成分が、うまくすべての製剤に均一に配合されているか、不純物が含まれるなど純度に問題がないか、錠剤、カプセルが問題なく溶けて、体にうまく吸収されるかどうかは分かりません。健康食品は、あくまで、「からだによいとされる食品」の延長にあるもので、効能や効果が認められていないものなのです。(*_*)

チェストベリーの他にビタミンや葉酸なども配合されているものもあったり、健康食品だからよくないとは一概には言えませんが、あくまで食品の補助的に自己責任で服用するものだと認識したほうがよいです。そして、健康食品やサプリメントだから、副作用の心配がないとは言えません。食物アレルギーがあるように、健康食品やサプリメントでも、含まれている成分に対して、合わない体質の方であれば、過敏症状などの副作用は起こり得るものです。

プレフェミンの購入には、薬剤師から、服用してもよいかどうかチェックを受ける必要があります。そして、1か月程度服用しても改善しない場合、また、症状が改善していても、3か月を超えて服用する場合は、婦人科の受診が勧められます。妊娠でもなく、婦人科受診するのは、ついつい、おっくうになってしまうものですが、PMSでなく、別の疾患であった場合に、治療が遅れてしまう可能性があります。PMSと思われる症状であっても、定期的に婦人科を受診することが望ましいと言えるでしょう。

いちいち、うっとおしいなあというところではありますが、誰かにいわれないと、なかなか、受診なんてしたくないものです。受診のきっかけを作ることができたと前向きにとらえたほうがいいと思います。

サプリメントや健康食品では、PMSではなかった場合にも、そのうち、効くかもしれないと漫然と飲み続けてしまう可能性があります。

婦人科受診は、医薬品なので受けなくてはならないのではなくて、PMSではなく、子宮内膜症など別の疾患である可能性もあるためだと考えたほうがよいでしょう。健康食品、サプリメントであれば、受診は不要で、長期服用してもよいというわけではないと考えた方がよいと思います。

症状がひどい場合は、低用量ピルなどの薬の処方が必要な場合もあります。頭痛、むくみがひどいという場合は、その症状を改善する薬を使ったほうがよいでしょう。薬を服用しなくて済むのであれば、それに越したことはありませんが、つらい状況が改善できるのであれば、自分が快適に毎日を過ごせることを選択する方がいいですよね。

つらいPMSの症状ですが、うまくコントロールして、上手に付き合っていきたいものですね。そして、自分の体のチェックも定期的に行って、充実した毎日が送れるようにしましょう。(^-^)

関連サイト

http://w-health.jp/monthly/pms/ 女性のヘルスケアラボ PMS

 

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

ABOUTこの記事をかいた人

薬局薬剤師として、処方箋調剤を中心に市販薬、健康食品などの販売をしてきました。何か、患者さんに、薬剤師として還元したいという気持ちから、研修認定薬剤師、漢方薬、生薬認定薬剤師、メディカルアロマインストラクター、ハンドセラピストなどの資格も取得しましたが、処方箋調剤では、とにかく、早く薬を用意すればいいんだという空気に耐えるしかないことも多く、あまり、それらを生かしきれていないと感じていました。(*_*) これまで、デイサービスで小さなセミナーをさせていただくなど、地味に還元させていただく活動はしてきましたが、それでは、限界があると思いました。いままで、患者さんから受けたご質問などをふりかえって、薬剤師として得た知識を、すこしでも多くの人に還元できたらいいなと考えています。