ジェネリックに抵抗がある人も、オーソライズドジェネリックには、変えなきゃ損!



近頃、薬局で処方された薬をもらうとき、「ジェネリックに変更されますか?」と聞かれませんか?

ジェネリックは不安、使いたくない、ぜったいにジェネリックは使うのは嫌という方も、“オーソライズドジェネリック”がある医薬品については、変更しないと損!と言えます。

国の方針として、少子高齢化が進んでいる現状で、医療費の高騰はまさに切実な問題、保険制度をなんとか維持するためには、なるべく、医療費を削減していかなくてはなりません。(*_*)

でも、「ジェネリックって、なんか不安…。」「時間もないし、ジェネリックがいいのか悪いのか分からないし、それを考えるのも面倒。」「Drが処方しているんだから、勝手に変えてもいいのかな?」と不安があったりして、「先生の言った通りでいいです…。」と言ってしまう場合もあるでしょう。

しかし、病院でも、やはり、ジェネリックをなるべく進めるという国の方針はあるので、処方する際にも、Drがジェネリックで処方されるケースもかなり増えてきました。また、ジェネリックの商品名で書かないにしても、成分名で書かれている処方箋も増えています。

ジェネリック変更不可というところに、Drがよほどジェネリックへの変更を良しとせず、✖印を書かない限りは、薬局で患者さんの申し出があれば、変更することが可能なのです。

そもそも、ジェネリックって先発品(もともと販売されてたもの)とどう違うの?というところですが、医薬品の開発には、とても膨大な時間と開発費用がかかります。どんなものに有効な成分が含まれているのか、まず、そこから研究して、動物で安全性を確認して、健康な人で治験を行い、そして、実際にその病気の患者さんにも治験を行い、やっと承認されるというステップを踏まなくてはなりません。医薬品として、承認されるまでに、何段階ものステップを踏まなくてはならないわけです。そのようにしてやっとできたお薬なので、もちろん、開発メーカーとしては特許をとっています。しかし、その特許には期限があるため、期限が切れた後は、他のメーカーさんも同じ有効成分のお薬を製造することができます。それが、ジェネリック医薬品です。また、一度承認されているお薬になるので、ジェネリック医薬品の場合は、先発医薬品に比べて、義務付けられている試験が最低限で済むため、先発医薬品に比べて、安く提供できるというわけなのです。ジェネリック医薬品といはいえ、もちろん、医薬品として、承認されているものになるので、有効成分としては先発品と同じもの、同じ用量を配合されて作られており、副作用などのリスクも先発品と同等であると考えて差し支えないものとなります。

アメリカでは、日本のように、国民皆保険ではないため、保険加入されていない方もいるので、いざ、病院にかかった時に保険に入っていない方は、薬代を自費で払うことになってしまいます。そこで、そういう方の場合、自己負担が軽くするため、ジェネリック品を選択することが普通に行われていました。そこで、少子高齢化によって、医療費高騰が切実になってきてしまった日本でも、ジェネリックを積極的に使おう!という話になってきたわけです。

日本では、皆保険制度に守られてきたおかげで、かなり自己負担が安くなっているため、これまでは、ジェネリックを使う必要性がなかったので、なんか、先生が書いている薬を変えてしまうということ、ジェネリックを使うことに、抵抗が出るのも仕方がないでしょう。しかし、そういっている場合ではないのが、今の日本の保険医療制度の現状なのです。( ;∀;)

ジェネリックに対する不安の一つとして、ほんとに先発品と同じ効果なの?というのが大きいと思います。有効成分、そしてその含有量については全く同じです。しかし、メーカーによって、例えば、錠剤を固めるために使う賦形剤などの違い、シップなどの外用剤では使用感が違うという場合があります。軟膏を混合する際に、先発品どうしでは問題がなかったが、ジェネリックを使った場合、着色などの配合変化が起こってしまうケースがあるなど、まったく一緒とは言えない部分があります。賦形剤など添加物の違いによって、お薬の吸収が早まったり、遅くなったりする可能性がでてきます。しかし、有効成分、そしてその含有量についてトータルで体の中にはいる量としては同じということになるので、有効性としては同等であるとされています。

ジェネリックであっても、先発品より服用しやすいように工夫されている場合もあります。ジェネリックだから、先発品より劣っているとはいえず、むしろ、先発品より後発品好んで処方されるケースがあります。例えば、保湿剤のヒルドイドローションは乳液なのですが、そのジェネリックのビーソフテンローションは化粧水のようなローションとなっています。乳液のトロっと感が苦手な方は、むしろ、ジェネリックのビーソフテンローションのほうがよいというわけです。

ジェネリックの中でも、オーソライズドジェネリックというものがあります。残念ながら、すべての医薬品に対してオーソライズドジェネリックがあるわけではないのですが、これは、ジェネリックとはいっても、先発品メーカーが自分の子会社などに、先発品と全く同じ添加物製法で作ったものです。つまり、ジェネリックとはいっても、先発品そのものなのです。ジェネリックに抵抗がある理由としては、「先発品と違うかも知れない。」というところなので、まさに、先発品じゃないと嫌という方にとっても、先発品と同じものが安く手に入るわけなので、変更しないという理由はありません。違うのは商品名だけなのです。

だから、オーソライズドジェネリックには変更しないと損!ということです。(^_-)-☆

じゃあ、先発品を安くしたらいいんじゃない?という話ではあるのですが、莫大な開発費用をかけないと新しい薬を開発することは不可能です。そして、そういった先発品を、開発をしようとするメーカーが、開発しても報われないということになってしまうと、新薬の開発が滞ってしまうことになってもいけませんし、特許期間を超えた後も、ある程度、薬価を高めにして保護してあげないといけないのでしょうね。(^-^;

先発品にこだわる方も、一度、オーソライズドジェネリックに変更できるようなら、変更されるといいですよ。その安くなった分、自分へのご褒美に使いましょう!(笑)

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薬局薬剤師として、処方箋調剤を中心に市販薬、健康食品などの販売をしてきました。何か、患者さんに、薬剤師として還元したいという気持ちから、研修認定薬剤師、漢方薬、生薬認定薬剤師、メディカルアロマインストラクター、ハンドセラピストなどの資格も取得しましたが、処方箋調剤では、とにかく、早く薬を用意すればいいんだという空気に耐えるしかないことも多く、あまり、それらを生かしきれていないと感じていました。(*_*) これまで、デイサービスで小さなセミナーをさせていただくなど、地味に還元させていただく活動はしてきましたが、それでは、限界があると思いました。いままで、患者さんから受けたご質問などをふりかえって、薬剤師として得た知識を、すこしでも多くの人に還元できたらいいなと考えています。